再資源化の取り組み
廃棄物の排出状況とリサイクル率
当社グループでは、2030年度までにリサイクル率99%以上の達成を目標として取り組んでいます。2023年度のリサイクル率は、当社グループ全体では94.0%、当社単体では99.9%でした。前年度に対し、グループおよび単体とも全体の排出量が減少し、有価物処理量も減少しました。これは、事業ポートフォリオの適正化や材料購入量の調整等が要因です。しかしながら、グループにおける廃棄処分量が減少している中で、リサイクル量は増加傾向にあり、リサイクルへの切換えは徐々に進んでいます。
廃棄物の分解・分別の徹底
当社グループでは、限りある資源を大切に使うため、廃棄物を細かく分解・分別し、有価物として処理することで再資源化に向けた取り組みを進めています。樹脂類は5種類に、金属類は8種類に分別を行うことで資源を有効に活用し、天然資源使用の削減およびリサイクル率向上に取り組んでいます。

分解・分別・有価物化
廃棄物処理費用と有価物の売却金額の状況
当社グループでは、分別の徹底および廃棄物処理から有価物処理への移行による再資源化に取り組んでいます。2023年度の当社グループ全体の廃棄物処分やリサイクル処理のための廃棄物処理費は38百万円、有価物の売却金額は153百万円でした。当社単体では、廃棄物処理費は21百万円、有価物の売却金額は96百万円でした。細かく分別することで有価物の割合が高くなり、当社グループ全体の廃棄物処理費削減につながっています。