ご挨拶
代表取締役 社長執行役員
有馬 資明
当社は、戦後間もない1948年(昭和23年)に真空管の製造販売を目的に創立して以来、当社哲学である「本質之直視」を礎とした確かな技術と品質で、さまざまな分野で基礎器材を供給し、産業界の発展に寄与してまいりました。
テクノロジーの進化に伴い、当社の製品群は、有機ELディスプレイ、タッチセンサー、無線技術を応用したホビー用ラジコン機器・産業用ラジコン機器、産業用ドローン、モールド・プレス金型用器材、プレート製品および成形・生産合理化機器など幅広い分野で高度なご要求にお応えするべく、その裾野を広げております。
今後の当社の成長については、中期的な開発ビジョン「ハードを核にソフト・サービスを融合したソリューション事業領域へ」を掲げ、各事業における、将来のありたい姿を定義し活動を進めております。また、いずれの事業においても新製品、新規事業の開発推進が不可欠であり、将来核となる新たな価値を創出する技術開発が重要なファクターとなると考えております。
なかでも、エレクトロニックコンポーネンツ事業で新たに取り組むタブリード製品は、コア技術開発の乾燥剤技術を強みに、かつ生産器材事業の積層式二次電池・キャパシタ ラボサービスとの連携により、垣根を越えた事業展開を実行しております。
新規事業としては、生産器材事業の成形・生産合理化製品にAI技術を導入し、お客さまが求める製品やサービスを追求し、産業用ドローン関連では、既存の「ドローンスクール」に加え、メンテナンス事業や操縦者の派遣等の検討を進めており、タイムリーに「なくてはならない器材・サービス」を市場へ提供することで、社会に貢献してまいります。
当社は、「なくてはならない器材・サービスの創出」および「強固な経営基盤」と「強靭な収益体制」を実現するべく邁進してまいります。引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
2023年6月29日