タブリード

双葉製タブリードの特長

双葉製タブリードの特長

高い信頼性

耐電解液性

リチウムイオン電池内部には、主にLiPF6(六フッ化リン酸リチウム)等の電解質を有機溶媒に溶解させた電解液が入っています。この電解液と水分が反応するとフッ酸が発生することが知られています。このフッ酸でリードが腐食し、シールとの密着性が低下することで、電解液が漏れ出る恐れがあります。
弊社のタブリードはリード材に独自の表面処理をすることで、高い耐電解液性を持ち、長期間、高い封止性能を維持できます。

グラフ

封止性

電池内部の電解液が漏れ出ることがないように、タブリードには、リードや包装材との密着性に加え、封止性が求められます。弊社のタブリードはバリが少なく、シールの圧着方法を最適にすることで、リード端面部分に空隙がなく、高い封止性を実現しています。

高い封止性を実現

シール材の耐熱性

ラミネート型の電池の製造工程には、包装材とタブリードを熱圧着する工程があります。
この熱圧着でシールが完全に潰れてしまうと、包装材とリード間でショートするリスクが高まりますが、弊社のタブリードは耐熱性のあるシールを使用することで、厚みを保持します。
また、二種三層(密着/耐熱/密着)シールにすることで、包装材との密着性も高めています。

シール断面

電池の信頼性・寿命・安全性でお困りの課題や、タブリードのお見積やサンプルのご依頼など、お気軽にお問い合わせください。

急速充電に対応

リード厚型化(0.8mm)

近年、電気自動車(EV)の航続距離延長に伴い、バッテリーの急速充電が課題となっています。
これには電池自体の低抵抗化が必要で、タブリードもリード厚を厚くする必要がありますが、厚くすると、シール封止性の低下が懸念されます。
弊社では、リードにテーパー形状をつけることと、シールの圧着方法を変えることで、封止性を担保できる厚型タブリードを開発いたしました。

厚型タブリード(断面形状)

厚型タブリード(断面形状)

急速充電に対応したタブリードのお見積やサンプルのご用命など、お気軽にお問い合わせください。

柔軟なカスタム開発

弊社ではお客様のご要望や用途に合わせ、最適なタブリードをカスタム開発してご提供しています。
従来の長方形のタブリードだけでなく、穴あき・L字曲げなどの形状に対応しております。

様々な形状に対応可能

詳細はこちらのページをご覧ください。

高品質を実現する工程管理

車載用製品の納入実績

工場外観

弊社は、蛍光表示管(VFD)・タッチセンサー(TS)・有機ELディスプレイ(OLED)を製造してきており、これまで日・欧・米の車メーカー・車載部品メーカー様に数多くご採用頂いた実績がございます。

タブリード製造に関しても同様に、自動車関連部品の製造経験を生かし、お客様の高品質、高信頼性要望にお応えできる品質、工程管理を行ってまいります。

トレーサビリティーによる製品管理

トレーサビリティーによる製品管理

二次元コードを印字し、製品に関する以下の情報を追跡できます。

  • 製造年月日、加工時間
  • リード、シール材料ロット
  • シール圧着プロセスデータ (温度、時間など)
  • 自動光学検査 (AOI) 画像データなど

など


見積依頼、サンプルのご用命、タブリード製品に関するご質問などございましたら、お問い合わせフォームまでご連絡ください。