金型内計測システムIoTクラウドサービス「MMS Cloud」発売のお知らせ

2020年09月30日

双葉電子工業株式会社
代表取締役社長 有馬 資明

当社は、射出成形業界向けに、生産設備のデータを一括管理するIoTシステム「MMS Cloud」(以下、本システム)をグループ企業である株式会社カブクと連携し、2020年11月4日に発売します。

モノづくり業界では、生産設備が互いに連携し合い、効率的で柔軟性の高い生産が行われる「インダストリー4.0」への取り組みが加速していますが、生産設備ごとのデータを吸い上げる仕組みには、導入費用やシステム構築の難易度などの課題があります。

本システムは、初期設定した専用ゲートウェイを、お手持ちの圧力計測アンプ「MPS08」と接続するだけでIoTシステムを構築できるので、少ない投資でシステムを構築することができます。

また、計測したデータはクラウド上に蓄積され、いつでもどこからでも、リアルタイムに閲覧・活用することができます。

システム構成図

主な特長

複数台の金型内の圧力情報を、PCレスで一括管理できるスマート工場を実現

成形品の品質管理において、重要な指標である金型内圧力の情報を、一括で管理することができます。トレーサビリティ管理をはじめ、検査工数の削減や不良品の流出防止等の全体最適化が可能です。また、初期設定後にはPCが不要となるため、工場内をPCレスで管理することができ、生産現場のセキュリティ強化にも寄与します。

既存の圧力計測アンプを利用して、少ない投資でシステム構築が可能

導入済みの圧力計測アンプ「MPS08」を、専用ゲートウェイに接続するだけでシステムを構築することができます。1台の専用ゲートウェイ当たりMPS08を4台、さらに複数の専用ゲートウェイを連結することで最大10台分の計測データをクラウド上に蓄積することが可能です。蓄積したデータは、PC等のWEBブラウザで、リアルタイムに閲覧することが可能です。

モニタリング画面:波形グラフ

モニタリング画面:トレンドグラフ ピーク圧力

販売価格

項目 販売価格(税抜き) 備考
ゲートウェイ 100,000円
  • 圧力計測アンプMPS08の計測データを集約・変換し、自社のイントラネットから「MMS Cloud」に接続するための機器となります。
  • 1台でMPS08 4台、さらに専用ゲートウェイを3台連結することで最大10台まで接続できます。
  • MPS08の追加接続は、4台目以降1台あたり10,000円の追加費用が必要となります。
初期設定費 200,000円 専用ゲートウェイ、圧力計測アンプ、クラウド上のソフトウェアの初期設定費用となります。
MMS Cloud
利用料
ストレージ容量3TB
月額100,000円
  • 3TBのストレージ容量は、目安として、射出成形機10台、サンプリング周期1ms、サンプリング時間120s、インターバル5s、センサー数24個、24時間成形で、約3ヵ月間保存可能な容量となります(ストレージ容量が3TBに達した場合は、データをダウンロードし、ストレージ容量を確保する必要があります)。
  • 1契約5アカウント(管理者1名+ユーザ4名)となります。
  • ストレージを超過した場合、6,000円/TBの追加費用が必要となります。
  • アカウントの追加は、管理者権限が1 名あたり10,000円、ユーザ権限が1名あたり7,000円の追加費用が必要となります。
製品に関するお問合せ先

〒299-4395 千葉県長生郡長生村薮塚1080

精機事業センター ソリューション部

成形技術課長 野原 康弘

TEL 0475-32-6358

FAX 0475-30-1076

本件に関するお問合せ先

〒297-8588 千葉県茂原市大芝629

双葉電子工業株式会社

総務法務部長 渋谷 育男

TEL 0475-26-0106

FAX 0475-23-1346