金型内計測システム「直接式圧力センサ」発売のお知らせ

2020年11月20日
双葉電子工業株式会社
代表取締役社長　有馬 資明

当社は、射出成形業界向けに、「直接式圧力センサ」を11月24日に発売いたします。

モノづくり業界では、生産設備が互いに連携し合い、効率的で柔軟性の高い生産が行われる「インダストリー4.0」への取り組みが加速していますが、生産上のデータを吸い上げるためには、エッジデバイスであるセンサが必要不可欠です。

当社では、金型内部の圧力をエジェクタピン（※）を介して計測する、エジェクタピン形圧力センサを2000年から提供しています。エジェクタピン形圧力センサは、センサ用の設置スペースを確保することなく、かつ、金型に組み込み易いという特長がありましたが、より高精度を要求されるお客様向けに「直接式圧力センサ」を開発しました。

「直接式圧力センサ」は、キャビティ内に流入する溶融樹脂からダイレクトに圧力を受け、高精度（非直線性±1.0％F.S.）に金型内の圧力を計測することができます。

（※）エジェクタピン：プラスチック金型で成形品を金型から取り外すために使用されるピン形状の部品。

発売日：　2020年11月24日

特長

• 金型内部の圧力を高精度（非直線性±1.0％F.S.）に計測可能
• 自由度の高いセンサ取付位置を実現したフラッシュマウント形状

※本センサは、射出成形監視システム MVS08が必要となります。
※計測用PCは、市販のPCに射出成形監視システム MVS08付属の専用ソフトウェアをインストールの上、ご使用ください。