配線収納形圧力センサSCBシリーズ、配線収納形中継ボックスUCP04を発売

2020年5月15日

当社は、金型内計測システム向けの新たな製品ラインアップとして「配線収納形圧力センサSCBシリーズ」および「配線収納形中継ボックスUCP04」を、2020年5月18日に発売いたします。

近年、プラスチック用射出成形金型にセンサを装着する事例が増加しておりますが、金型を載せ下ろしする際に、センサケーブルの断線や、センサケーブルのコネクタ部分を潰してしまう等の問題が発生していることから省配線化が望まれていました。

今回発売するSCBシリーズおよびUCP04は、従来よりも細径としたセンサケーブルを、金型側面に取り付けた中継ボックス内に収納することができます。これにより量産現場での金型の移管やメンテナンスに伴う金型の載せ下ろしをスムーズに行えます。

配線収納に適した細径ケーブルの圧力センサ

従来はΦ2.5mmだったセンサケーブルをΦ1mmの細径とし、中継ボックス内に束ねて収納することが可能になりました。併せて、これまでは配線の問題から搭載できなかった小型サイズの金型にも、圧力センサを導入することができます。

 金型に常時設置可能な配線収納用中継ボックス

中継ボックス本体120℃、ケーブル105℃の耐熱仕様により、金型への常時設置が可能です。中継ボックス内にセンサケーブルを収納することで、金型の載せ下ろし時に発生する、センサケーブルの断線やコネクタ部分の潰しを防止できます。