小形オートリール 概要

C series 概要

特長

リニューアル

  • 高機能インバータ採用により、ライン速度の高速化に対応(30%向上)
  • ブレーキ機能の標準装備により、停止時の外力による回転を防止。※1
  • 設定器の標準装備により、最適な最高回転数や加減速など運転条件のカスタマイズが可能。…写真1
  • 操作スイッチの大型化により、運転切換、回転方向の操作性が向上。

1:直流制動式の簡易ブレーキです。外力が大きい場合、回転することがあります。

自動機対応

  • 豊富な製品バリエーションとユニット部品により必要な機能の組合せが可能。
  • お客様の使用条件に合わせたストックリール、コントローラ(検出方式、取付位置)などの組合せが自由。
  • コントローラ取付位置(自立型、本体部取付型、検出器上部取付型)が選択可能。
  • リモート機能により運転準備、停止、寸動正転、寸動逆転などを外部操作可能さらにリモートスイッチ付きも選択可能。…写真2

高機能

  • 自動変速機能によりライン速度に合わせて最適な回転数に自動設定。
  • インバータ内蔵コントローラにより、速度設定・繰出し/巻取り・寸動など高機能。…写真3
  • 材料ループの検出器は接触式(導体用)と非接触式(光電センサー式)を用意。 光電センサーには標準仕様と高感度仕様の2タイプを標準化。多くの材料仕様に対応可能。

写真1:コントローラ正面パネル

写真2:リモートスイッチボックス

写真3:コントローラ操作パネル

注文要領

PDF小形オートリール C series 注文要領1(415.52KB)

PDF小形オートリール C series 注文要領2(435.92KB)

機種選定手順

材料の仕様とライン条件から最適機種が選択できます。

本体の選定

実際に加工するコイル材料の搭載方向と質量に合わせて選択します。横搭載:ARH30C(コイル質量 最大30kg)縦搭載:ARV50C(コイル質量 最大50kg)、ARV100C(コイル質量 最大100kg)

ストックリールの選定

ストックリールは、コイル材料の幅・内径・外径に合わせて選択します。

ARV50C本体の場合

ストックリール 材料幅 内 径 外 径
L 100mm以下 150mm~508mm 650mm以下
S 100mm以下 185mm~508mm 800mm以下
F
B (ボビン幅) (駆動ピン可動範囲)  
100mm以下 140~400mm  
  • F仕様は4本アームで内径を支え、コイル材料の変形を小さくします。
  • B仕様はボビンに巻かれた材料の場合に選択します。

ARV100C本体の場合

ストックリール 材料幅 内 径 外 径
150mm以下 185mm~508mm 800mm以下
150mm以下 185mm~508mm 1200mm以下

入力電源電圧の選定

使用する電源(単相AC100V or 三相AC200V)を確認します。

材料検出方式の選定

(1) 材料は電気を通しますか?…………………………YES (2) へ、NO (3) へ
(2) 材料と検出器が接触してよいですか?……………YES (4) へ、NO (3) へ
(3) 材料幅は5mm以上ですか?…………………………YES (5) へ、NO (6) へ
(4) 導体式をお選びください。………………………… I
(5) 光電式汎用タイプお選びください。……………… II
(6) 光電式高感度タイプお選びください。…………… III

コントローラの特長

I:導体式(鉄・アルミ・銅などの導電性材料)
光電式(紙・樹脂・フィルムなどの不導体やキズを嫌う材料)

II:汎用タイプ
光電センサにより無接触で導体、不導体を問わず検出できます。
材料幅5mm以上で不透明であることをご確認ください。
ただし、抜き加工(ブランク)がある材料の場合は検出できないことがあります。

III:高感度タイプ 
高感度光電センサにより小さい材料幅の材料を検出できます。
材料幅1mm以上で不透明であることをご確認ください。ただし、抜き加工(ブランク)がある材料の場合は検出できないことがあります。

コントローラ取付位置の選定

コントローラの取付位置を選択します。

T:検出器上部取付型
検出器と一体にコントローラが装備されたスタンダードタイプです。

N:自立型 
自由な位置へ取付け可能なタイプです。オプション部品のスタンドフレームと組み合わせて自立型としてもお使い頂けます。

M:本体部取付型
オートリール本体へ取付ける省スペース対応タイプです。
(操作性向上のため、リモート機能の選択をお奨めします。)

リモート機能の選定

リモート機能(運転準備、停止、寸動正転、寸動逆転)の有無を選択します。
R:オプション部品のリモートケーブルCAB-Jを使用して外部操作が可能となります。
J:上記のR仕様に加え、手元操作可能なリモートスイッチ(ケーブル付き)が付属されます。