株式会社ソラコムの「SPS認定済みデバイスパートナー」認定に関するお知らせ

2020年9月4日

双葉電子工業株式会社
代表取締役社長 有馬 資明

当社は、株式会社ソラコム(東京都世田谷区 代表取締役社長 玉川 憲)(以下、ソラコム社)のSORACOMパートナースペース(SPS)に「デバイスパートナー」として参画しておりますが、このたびソラコム社が提供するSIMおよびサービスを用いたIoTデバイスを提供する、「SPS認定済みデバイスパートナー」としての認定を受けましたのでお知らせいたします。
現在、当社の920MHz帯無線ゲートウェイ「FEP06」がSORACOM認定デバイスとして登録されており、今後はIoT/M2Mシステム(インフラ監視、農業、漁業、工業、測量)、エネルギー監視(HEMS、BEMS、デマンド監視装置)などのIoT市場に向けた製品提案を積極的に行なってまいります。
「FEP06」はソラコム社の各種サービスに対応しており、例えば、量産前のテストサーバへの接続と実稼働時の本サーバへの接続切替えが容易なため、サーバ側の開発工数削減が可能です。また、ソラコム社のサービス「SORACOM Funnel」を用いてアップリンクを行い、「SORACOM Napter」を用いてダウンリンクを行うことで、クラウド経由で無線端末との双方向通信が可能であるほか、最大32台の無線端末と通信が可能で、送信データには最大6個のタグと無線端末ごとの名称を付加できることから、クラウド上でのデータ検索も容易です。
また、当社では耐環境を考慮した筐体や機器の開発・製造だけではなく、農業用監視システムや振動センサを用いた予兆保全ソリューションの開発なども行なっております。現在は当社子会社であるフタバビジネスシステム株式会社(千葉県茂原市 代表取締役 嶋田 茂)にてバナナ栽培用ビニールハウス内の環境遠隔監視システムを構築、活用しており、その中で当社開発のセンサ端末および「FEP06」を使用しております。

920MHz帯無線ゲートウェイ「FEP06」

製品仕様の詳細は以下のリンクよりご確認ください。
FEP06

※「SORACOM Funnel」および「SORACOM Napter」は株式会社ソラコムの登録商標、または商標です。

ゲートウェイ「FEP06」採用事例

バナナ栽培用ビニールハウス内の環境遠隔監視(フタバビジネスシステム株式会社)

ビニールハウス内の温度調節の判断と記録のために内部の温湿度を15分に1回(1日に96回)計測しています。これまでビニールハウス内に設置されている温度計と湿度計を50m離れた事務所から直接見に行き、紙に記録を行なっていたため、都度見に行く工数の削減および記録の誤記防止のためにセンサ端末とゲートウェイ「FEP06」を設置し、スマートフォンアプリで遠隔監視できるようにしました。アプリではデータの可視化だけでなく、端末ごとでの定時送信の設定、過去日の測定結果確認、csvファイルでの測定値出力、LINEへのアラート通知設定、電池切れ通知の設定が行えます。本アプリは株式会社ジャストワーク(埼玉県川越市 代表取締役社長 福原 秀樹)様に開発協力していただきました。

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ビニールハウス航空写真と各端末設置場所

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栽培しているバナナ(左)・センサ端末(中央)・ゲートウェイ「FEP06」(右)

アプリ画面

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システム概要

フタバビジネスシステム株式会社

株式会社ジャストワーク

製品に関するお問合せ先
〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3-4 oak神田鍛冶町8階
システムソリューション事業センター
営業部 営業一課 第一係
担当:坂田 吉祥
TEL:03-4316-4818
FAX:03-4316-4823
メールアドレス:rc_sol@ml.futaba.co.jp

本件に関するお問合せ先
〒297-8588 千葉県茂原市大芝629
双葉電子工業株式会社
業務管理本部 総務法務部
部長:渋谷 育男
TEL:0475-26-0106
AX:0475-23-1346